コア預金のモデル化についての一考察

サマリー

既存のコア預金の年限推計モデルは、おしなべて過去の預金残高のみをデータとして用い「預金残高の推移を直接モデル化」するものであり、預金の流入・流出の原因把握をするには、十分なアプローチではないと考えられる。
そこで本稿では、「預金残高を構成する預金者の属性情報・口座数・異動データを要因別にモデル化」するアプローチを「NFIコア預金モデル」(NFICDM)と呼び、そのアプローチを用いて簡単な分析を行なった。

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