【Research Report】核融合発電技術の展望と課題

サマリー

 核融合による核融合による発電は、CO2を排出しないクリーンエネルギーとしてカーボンニュートラル推進に貢献できる期待の技術と位置付けられて、世界各国で注目されている。日本も参画している核融合の国際共同プロジェクト「国際熱核融合実験炉」(ITER)は、2007年10月からフランスにて実験炉建設を開始、2025年に実験炉の運転を目指している。また、2022年12月には、米国ローレンス・リバモア国立研究所の国立点火施設(NIF)において、レーザー方式により入力エネルギーの1.5倍の出力を得られたことが話題となった。また、国内外のスタートアップ企業への資金流入も増加しており、官民両方による商用核融合発電の実現に向けた研究開発が加速しつつある。ただし、核融合発電の商用化には、まだ克服すべき課題が技術面だけでなく、経済性などそれ以外にも残されている。
 本稿では、核融合発電の原理や利点、技術開発の進捗状況、国際共同プロジェクトやスタートアップ企業の動向、核融合発電の実用化への課題などについて取り上げた。

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