【Research Report】PRI署名年金基金の調査で見た気候変動シナリオ

サマリー

日興リサーチセンターが2021年に行った調査によると、世界12か国183のPRIに署名する年金基金のうち、44基金が気候変動シナリオを利用していると回答している。これらの年金基金が最も利用する気候変動シナリオは、国際エネルギー機関(IEA)のものであり、将来の目指す方向性に沿った温室効果削減経路をもとに、エネルギー計画の在り方や炭素価格、将来の投資計画などを予想している。
また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が提供するシナリオとしてRCP2.6を利用し、気候変動による気温上昇などの物理的な変化を捉えている。その他、将来の気候関連の政策や規制を予測しているシナリオや気候リスクが保有ポートフォリオに与える影響を評価するモデルなども確認された。

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