【Research Report】2020年生活者アンケートデータからみたZ世代やミレニアル世代の持続可能性に関する意識

サマリー

本稿では、日興リサーチセンターが行う「生活者アンケート」データを用いて、2019年と2020年における持続可能性や気候変動に対する意識の変化と、世代間での意識の差について検証を行った。
まず、持続可能性の課題については、「エコバッグ」「輸入肉の抗生物質」「マイクロプラスティック」などへの意識が高いことが確認された。だが、「フェアトレード認証製品」「エコバッグ」などの一部の課題を除いて、ほとんどの持続可能性の課題について2019年から意識が変化していない。また、「遺伝子組み換え食品」「マイクロプラスティック」「輸入肉の抗生物質」などの課題について、Z世代やミレニアル世代は相対的に意識が低いことが確認された。
次に、気候変動に対する意識については、7割以上の人が地球は温暖化していると認識し、半数以上は地球温暖化の原因を人為的な活動によるものと捉え、異常気象を地球温暖化によるものだと認識している。この傾向は2019年から変化は確認されなかった。また、Z世代は、相対的に地球温暖化に対する意識が低く、地球温暖化が経済的にプラスの側面もあると捉える傾向も確認された。

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