【Short Review】国内における燃料アンモニア導入拡大の取組動向

サマリー

 ロシアのウクライナ侵攻が勃発し、エネルギーの供給制約が長期化する中、世界中で既存エネルギーに依存しないエネルギー源移行および大転換が進んでいる。わが国が、2050年までに温室効果ガス排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」という目標を達成するためには、各産業のエネルギー構造の転換、新エネルギーのインフラの推進等、大胆な投資によるイノベーション創出を実現させなければならない。そこで、大きな期待を寄せられているのが燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代カーボンフリーエネルギーである。
 本稿では、次世代カーボンフリーエネルギーとして期待されているアンモニアに焦点をあてる。具体的には、アンモニアの基本特性と、燃料として利用されるアンモニアの製造工程別の種類について紹介する。そして、燃料アンモニアの長所について概説した後、燃料アンモニア導入工程表を示し、サプライチェーン構築の拡大における課題を挙げる。最後に、燃料アンモニア拡大への取り組みとして、日本政府の支援制度の現状と予定、企業の最新動向を紹介する。

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