【Research Clip】主要なCO2の分離・回収技術とコスト的課題

サマリー

気候変動問題への対応から、世界的に温室効果ガスの排出削減が急務となっている。主要な温室効果ガスである二酸化炭素(以下、CO2)の世界の年間排出量は約330億トンに上る。2015年に開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択されたパリ合意により、途上国を含めた世界各国で温室効果ガス排出削減の努力が行われている。
以上を受けて、世界中で火力発電から再生可能エネルギー発電への移行が進みつつある。一方で、石炭や天然ガスといった化石燃料をベースとした火力発電からの即脱却も現実的ではなく、排出されたCO2を回収し、地中に貯留するCarbon dioxide Capture and Storage(以下、CCS)への注目が集まっている。本稿では、CCSにおける主要なCO2の分離・回収技術を取り上げた上で、同技術の導入において現状指摘されているコスト的課題について概説する。

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