【Short Review】テキストマイニングを用いたコロナ禍における有価証券報告書の記載の変化に関する分析

サマリー

 2019年12月に中国で発生が確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、世界中に影響をもたらしており、多くの企業の経営環境は大きく変わっている。経営環境の変化に対して、経営者の認識する経営課題やその対策も変化しており、これらの認識の変化は、例えば、有価証券報告書の記載の変化として表れていることが考えられる。そこで、「コロナ前」と「コロナ後」で経営者がどのような課題や対策を考えているのか、またその変化を把握するために、「コロナ前」として2019年3月期決算、「コロナ後」として2020年3月期決算の有価証券報告書における「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の項目を対象に、テキストマイニングを用いて全体的な記載の変化の確認を行った。まず、「コロナ前」と「コロナ後」の特徴語スコアを計算・抽出し、各年度のテーマや傾向の解釈を行った。次に、「コロナ前」の課題や対策のテーマが、「コロナ後」でも継続しているのかを確認するため、「コロナ前」の特徴語の「コロナ前」と「コロナ後」における出現数の増減を確認した。

サービス・事例紹介

この記事に関連する当社のサービスや事例のご紹介をご希望の方は、下記よりお問い合わせください。
担当研究所・研究員からご案内をいたします。

ご意見の投稿

この記事についてご意見をお聞かせください。
今後のサイト運営や、レポートの参考とさせていただきます。

  • 戻る
  • ページ先頭へ戻る