【Short Review】コロナショック後のリートファンド動向

サマリー

  国内の公募追加型株式投信(除くETF)(以下、ファンド)の純資産総額は2020年6月12日時点で約61兆円であるが、このうち10%をリートファンドが占めるなど国内の投資家にとってリートファンドの存在感は大きい。
 直近のリート市場のパフォーマンス動向をみると、ブレグジットや米中貿易摩擦などの影響を受けながらも比較的堅調に拡大してきた世界経済を背景に2020年1月まで上昇傾向が続き、2020年1月時点のリート市場の規模も、米国は約1兆2千億ドル(132兆円)、日本は約16兆円まで拡大してきた。
 しかし、2019年12月31日に中国湖北省武漢市で病因不明の肺炎事例(のちに新型肺炎と判明)がWHO(世界保健機関)に報告され、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が勢いを増した2020年2月下旬から3月下旬にかけてリート市場は大きく下落した。そこで本稿ではリート市場やリートファンドの直近の動向を確認する。

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