【Short Review】コロナショック後のグローバル株式
- 2020年6月9日
資産運⽤研究所
主席研究員
- 藤原 崇幸
サマリー
2019年12月31日に中国湖北省武漢市で病因不明の肺炎事例(のちに新型肺炎と判明)がWHO(世界保健機関)に報告されて以来、新型コロナウイルスは勢いを徐々に増し、今なお世界経済に大きな影響を与え続けている。この間、株式市場も大きく乱高下したが、2020年4月以降は各国の金融緩和政策や再開されつつある経済活動への期待感もあり、徐々に回復しつつある。ただし、セクター間でみると回復状況に相違がみられることから、本稿ではグローバル株式を対象として、2019年12月末以降のセクターの状況やグローバル株式に投資するファンドの投資動向を確認する。