【Short Review】タームプレミアム推定モデルの残差から見た日銀による金融緩和のタイミング予測
- 2016年5月19日
投資⼯学研究所 主任研究員
- 田中 良典
サマリー
筆者が研究分析用に開発したJGBのタームプレミアム推定モデルの残差の時系列推移と金融緩和拡大の発表タイミングを比較すると、残差が大きくなったタイミングで、新たな金融緩和策が発表されている傾向がみられた。今後も定期的にモニタリングし発表していく予定だが、継続して標準化残差が1σを超える局面が来れば、新たな金融緩和政策導入の可能性が高まることが推測される。