独仏における年金制度を巡る議論

サマリー

ドイツとフランスでは、この1、2年に新政権が誕生した。ドイツの連邦議会選挙、フランスの大統領選挙の選挙公約を見ると、年金制度改革が公約の一つに取り上げられている。
市場主義経済を重視する政党(独CDU/CSU、仏国民運動連合)では、企業の競争力を重視するという観点から、社会保険料の事業主負担を軽減する年金・社会保障政策を打ち出している。また、公務員改革を行う場合は、年金制度の官民格差の是正も提唱されている。
一方、社会保障を重視する政党(独SPD、仏社会党)では、年金の最低保障額の引上げや、年金給付の削減に反対する年金政策を主張している。また、連帯を重視する考えから、高所得者等に対する課税による税収を年金の財源に充当し、所得再分配を強める政策を取っている。

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