内部資金と研究開発投資

サマリー

研究開発投資(R&D)は企業の長期的な競争力を維持、向上させるために不可欠なものである。その一方、R&Dについては(1)リターンの不確実性が高い、(2)投資の効果について外部効果が生じやすい(3)内部者と外部者との間で非対称情報が大きい、(4)資産の再利用価値(担保価値)が低い、(5)調整コストの存在、などの特徴がある。企業の投資行動においては、企業が有する手許資金により投資が制約されるという議論があるが、上記のようなR&D投資の特徴を踏まえると、R&Dは設備投資以上に内部資金に制約される可能性がある。

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