解題:リタイアメント・プランニングの課題

サマリー

日興フィナンシャル・インテリジェンスは、団塊世代の退職が2007年度から始まるのを受けて、『退職後のライフスタイルと金融商品』について提言書をまとめ、2006年秋にビジネス教育出版社から出版した。本特別号は、この提言書を具体化するために必要と考えられる基礎的な課題整理を行った。
リタイアメント・プランニングは退職後のライフスタイルによって影響されるので、個別具体的なプランニングを進めるには、ライフスタイルに沿ったキャッシュフローが想定できるような仕組みを考えることが必要である。また、金融商品としては、リタイアメント・プランニングの考えを組み込むことが必要であり、退職後のキャッシュフローを確実にするインカム・プラン、あるいは保有資産を毎年現金化して目標資産まで減らすような考え方が重要になろう。
また、本特別号では、リタイアメント・プランニングが現状ではどのように行われているのか、退職者と退職待機者のニーズはどのようなものか、金融機関としてリタイアメント・プランニングをどのように提供すればよいのか、リタイアメント・プランニングを具体化する上で考えておくべきことはないのか、などについて、4篇の論文を取り上げ、課題やニーズの整理、提言を行っている。ここでは、それぞれの論文で議論されている概要を紹介するが、詳しい内容については各論文を直接ご覧いただきたい。

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