買収防衛策導入のインセンティブ

サマリー

本稿は、近年敵対的買収の増加とともに導入されつつある買収防衛策の導入要因について実証研究を行う。敵対的買収の脅威はエージェンシー問題の緩和に繋がることが期待される一方、企業の人的資本の毀損に繋がるという可能性もあり、買収防衛策にも双方の効果が考えられる。買収防衛策の一つであるライツプラン(ポイズンピル)を導入した日本企業の特徴とそのインセンティブについて、ロジット分析を行った結果、日本企業の買収防衛策導入は人的資本の保護よりもエージェンシー問題の温存に繋がる可能性が示唆された。

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