ホンダ 新型燃料電池車「FCXクラリティ」の第一号納車

Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターが米国内で新型燃料電池車「FCXクラリティ」の第一号の納車を完了した。燃料電池車とは、水素を燃料とし、酸素と水素の化学反応による発電でエネルギーを取り出す。内燃機関を使わずCO₂やその他窒素酸化物等の排出ガスがなく、発生するのは水だけというクリーンエネルギー車である。白金を大量に使用するため、製造コスト面や耐久性の問題で課題が多いとされてきたが、今回、リース販売までに至った。こういった次世代型のエネルギー源を使用した自動車を量産販売する例としては、世界の先駆けとなるものである。今後も米国での販売やサービスは、FCXクラリティ販売ディーラーに指定された南カリフォルニアの3店のホンダディーラーで対応する。販売計画台数は、日米合わせて年間数十台、3年間で200台程度を予定している。