SRI指数の現状

サマリー

サステナブルな(持続可能な)社会作りのために、経済が環境と社会に調和することが全世界的に求められている。従来、SRI(社会的責任投資)は、倫理的、道徳的な価値に基づいた投資として、価値観に合わない投資対象を排除するネガティブ・スクリーニングが主流であった。その後、リスク分散やリターン追及の観点からポジティブ・スクリーニングへ移行し、PRIの策定によって、投資プロセスにESGファクターを考慮した投資が行われることとなり、SRIは、より普遍的な投資技法へと進化しつつある。SRI指数は、1990年にKLD社が設定した、Domini 400 Social Indexが始まりであり、現在、NFI調べで94本のSRI指数を確認している。SRI指数が、通常の株価指数と異なる点は、企業の選別の際にサステナブル評価を中心軸としている点だ。サステナブル評価を一言で言い表すことはできないが、環境、企業倫理、人権をテーマとする場合が多く、不動産、環境テクノロジーに関連するマテリアルなども含む、広い範囲をカバーしている。本稿では、SRI指数の現状と算出(構築)手法や、評価方法、種類、用途などについて考察した。

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