EIRIS社 企業のサプライチェーンにおける労働基準管理についてのレポートを発表

サマリー

EIRIS社は、企業のサプライチェーンにおける労働基準管理についてまとめたレポート「A Risky Business? Managing core labour standards in company supply chains」を発表した。
同レポートは、企業のサプライチェーンの現状や、サプライチェーンにおける労働基準違反の申し立てへの対応についてまとめている。サプライチェーンの現状については、企業ごとに「先進的」「良い」「普通」「不十分」「情報無し」の5段階にランク付けをして、地域・業種別での傾向をまとめている。そのうち地域別企業のサプライチェーンの評価の傾向としては、「情報無し」(最も低いランク)に分類される企業がヨーロッパで30%、北アメリカで39%と、他の地域を大きく下回っており、同レポートでは高く評価されている。また、この両地域は、評価が「普通」以上に分類される企業がそれぞれ35%、21%と、アジア(日本以外)の3%、日本の5%を大きく上回っており、企業別でも高く評価されている。この要因として、両地域ではNGOの活動が盛んなことが挙げられている。NGOによって両地域の企業は他の地域に比べて、サプライチェーン問題に対する方針や対処する仕組みを整えるように促す強い圧力にさらされているという。

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