【Short Review】国内株式ロングセラーファンド

サマリー

1950年代に日本で最初の追加型投資信託(以下、ファンド)が設定されて以降、現在までに様々なファンドが誕生した。昨年までの10年間をみると、年間平均で約500本のファンドが新規設定され、今年も、現在(2017年9月末)までに、375本のファンドが新規設定された。一方、償還ファンドは昨年までの10年間では、年間平均で約170本であった。ファンドの本数は2007年末から、およそ2.2倍に増加し、現在では5,702本のファンドが運用されている。
各年末におけるファンドの投資資産別構成比(本数ベース)をみると、グローバル債券、グローバル株式に投資するファンドが増加しており、直近ではおよそ半数を占めている。一方、国内株式に投資するファンド(以下、国内株式ファンド)の割合は、年々減少しており、2005年末には32%を占めていたが、現在では、グローバル株式、グローバル債券、リートなどに投資するファンドの増加に伴い、国内株式ファンドの比率は16%まで減少した。
過去に遡るほど国内株式ファンドの割合が高いこともあり、現在運用が継続されているファンドの中で、15年以上の運用実績があるファンドに絞って投資資産別構成比(本数ベース)をみると、国内株式ファンドの割合は38%と、他の投資資産と比べて多くのロングセラーファンドが存在する。
そこで本稿では、国内株式ファンドに着目し、これまでの資金フローや、ロングセラーファンドのパフォーマンスなどを紹介する。

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