【Short Review】つみたてNISAの動向～対象商品と利用者のパフォーマンス傾向～

　長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度として、2018年1月に「つみたてNISA」がスタートしてから4年以上が経過し、口座数は2021年12月末時点で518万口座にまで拡大した。同時点の累計の買付額は1兆5,647億円となり、最近では、若い世代の「つみたてNISA」の利用率が、高齢の世代に比べて増加傾向にある。
　「つみたてNISA」利用者のパフォーマンス傾向としては、積立期間が短い利用者は、足元の不安定な相場環境で評価損益がマイナスとなっている可能性もあるが、「つみたてNISA」の制度開始直後から積立を開始している利用者の多くは、評価損益がプラスになっていると推測される。