ヘッジファンド概況(2019年9月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~全地域の運用残高が減少~
当月のヘッジファンド全体の純流出入額は62億ドルの純流出となり、18ヵ月連続でマイナスとなった。運用損益は34億ドルの運用益となり、当月末の運用残高は27億ドル減の2兆2,699億ドルであった(図表1)。
戦略別にみると、当月の純流出入額は9戦略(その他を除く)のうち4戦略が純流出であった。株式ロング・ショートは15ヵ月連続、マルチ・ストラテジーは14ヵ月連続で純流出となっている。当月のマルチ・ストラテジーの運用損益は62億ドルの運用益となり、運用残高は54億ドル増加した。一方、マネージドフューチャーズは53億ドルの運用損となり、運用残高は49億ドルの減少となった(図表2,3)。
投資地域別でみると、運用損益は全地域でプラスであったが、純流出入額は全地域でマイナスとなり、運用残高は全地域で減少した(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~直近1年間のリターン/リスク比が1を超えているのは2戦略~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendixを参照)
当月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンは-0.09%となった。戦略別にみると、当月のリターンは9戦略のうち6戦略がプラス、直近1年間では5戦略がプラスであった。そのうち、リターン/リスク比が1を超えている戦略は債券アービトラージ(1.82)、マクロ(1.34)の2戦略のみとなっている。

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