ヘッジファンド概況(2019年1月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~全地域の運用残高が増加~
当月は、ヘッジファンド全体で221億ドルの運用益となった一方、53億ドルの資金が流出し、当月末の運用残高は2兆3,092億ドルとなり、2018年12月末から169億ドル増加した。なお、1年前(2018年1月末)の運用残高(2兆5,286億ドル)と比較すると、2,194億ドル減少している(図表1)。
戦略別にみると、当月は9戦略(その他を除く)のうち6戦略で運用残高が増加した。その中で運用残高の増加率が+2.65%と最も高かった株式ロング・ショートは、231億ドルの運用益、18億ドルの純流出となり、運用残高は213億ドル増の8,240億ドルとなった(図表2,3)。
投資地域別でみると、純流出入額は北米、欧州、日本で純流出したものの、運用損益が全地域で運用益となったことで、全地域で運用残高が増加した(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~当月は9戦略中8戦略のリターンがプラス~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendixを参照)
当月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンは+2.34%と、6ヶ月ぶりにプラスとなった。戦略別にみると、当月は9戦略中8戦略がプラスであり、なかでも、イベント・ドリブンが+4.18%と大きなプラスとなっている。一方、前月は唯一プラスであったマネージドフューチャーズが、当月は-0.24%と唯一のマイナスとなった。また、直近1年間のリターン・リスクをみると、リターン/リスク比がプラスとなったのは9戦略中、破綻債券(+0.61)、リラティブバリュー(+0.53)、債券アービトラージ(+0.30)の3戦略のみであった。

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