ヘッジファンド概況(2018年9月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~ヘッジファンド全体の純流出入額は6ヶ月連続でマイナス~
当月は、ヘッジファンド全体で52億ドルの運用益となり、41億ドルの資金が流出した。その結果、当月末の運用残高は前月末から11億ドル増加し、2兆4,547億ドルとなった。なお、純流出入額は6ヶ月連続でマイナスとなっている(図表1)。
戦略別にみると、マクロは19億ドルの運用益、5億ドルの純流入となり、運用残高の増加額は24億ドルと最も大きかった。一方、株式ロング・ショートは16億ドルの運用損、18億ドルの純流出となり、運用残高の減少額は34億ドルと最も大きかった(図表2,3)。
投資地域別では、全地域で純流出となった。しかし、運用損益は北米が41億ドル、欧州が12億ドルの運用益と好調であり、運用残高は増加した(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~直近1年間では破綻債券のパフォーマンスが良い~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendixを参照)
当月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンは-0.11%と2ヶ月連続でマイナスとなった。直近1年間の指数の推移をみると、9戦略中5戦略でリターン/リスク比が1.0を下回っているが、破綻債券のリターン/リスク比は5.09、リラティブバリューのリターン/リスク比は3.55と相対的に高い数値となっている。

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