【地域別】当月(2012年12月)末のヘッジファンド全体の運用残高は、前月末より14億ドル増加し、1兆7,702億ドルと推計される。当月は、欧州、アジア、中南米地域において純流入、北米、日本において純流出となった。特に、北米の純流出額が大きく、全体では、85億ドルの純流出となった。一方、運用損益は全地域でプラスとなり、全体では、99億ドルのプラスとなった。
日本は8月から5カ月連続で純流出となっており、流出金額も増加傾向である。
【戦略別】当月(2012年12月)は、10戦略中7戦略で純流出となり、全体では85億ドルの純流出となった。個別の運用損益についてみると、全戦略でプラスとなり、全体では99億ドルのプラスであった。
当月は、純流出額が10億ドルを超えた銘柄が4つあった。特に、マクロの純流出額が58億ドルと大きかった。