ヘッジファンド概況(2018年6月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~3ヶ月連続の資金純流出~
当月は、ヘッジファンド全体で24億ドルの運用損となり、13億ドルの資金が流出した。その結果、当月末の運用残高は前月末から38億ドル減少し、2兆4,555億ドルとなった。なお、運用損益は2ヶ月連続でマイナス、純流出入額は3ヶ月連続でマイナスとなった(図表1)。
戦略別にみると、運用益はマルチ・ストラテジーが7億ドルと最も大きかった。しかし、純流出入額は28億ドルのマイナスとなり、運用残高の減少額が最も大きかった。株式ロング・ショートは、26億ドルの運用損、20億ドルの純流入となり、運用残高は6億ドルの減少。また、債券アービトラージは1億ドルの運用益、12億ドルの純流入となり、運用残高が最も増加した(図表2,3)。
投資地域別にみると全地域で運用残高が減少した。なかでも、アジア(除く日本)の減少が大きく、12億ドルの運用損、7億ドルの純流出となり、運用残高は19億ドルの減少となった(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~当月は9戦略のリターンに大きな変化がみられない~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendixを参照)
当月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンは-0.38%と、3ヶ月ぶりにマイナスとなった。戦略別にみると、当月は9戦略のうち6戦略がマイナスとなり、なかでも、最もパフォーマンスが悪かったのは株式ロング・ショートで0.82%のマイナス。一方、最もパフォーマンスが良かったのはイベント・ドリブンで+0.46%と、3ヶ月連続で月次リターンがプラスとなった。当月は9戦略全てのリターンが±1%未満にとどまり、大きな変化がみられなかった。

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