ヘッジファンド概況(2018年5月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~2018年2月以降、運用残高に大きな変化はみられない~
当月は、ヘッジファンド全体で36億ドルの運用損となり、52億ドルの資金が流出した。その結果、当月末の運用残高は前月末から88億ドル減少し、2兆4,731億ドルとなった。なお、2018年2月以降は運用残高に大きな変化はみられない(図表1)。
戦略別にみると、運用益は株式ロング・ショートが16億ドルと最も大きかった。マネージドフューチャーズは、25億ドルの運用損、21億ドルの純流出となり、運用残高は46億ドルの減少。また、マクロは唯一、純流入(14億ドル)となっているものの16億ドルの運用損であった(図表2,3)。
投資地域別にみると、アジア(除く日本)を除く全地域で運用損、純流出となった。なかでも、北米、欧州の運用損と流出額が大きい(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~破綻債券が好調を維持~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)
当月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンは+0.34%と、2ヶ月連続でプラスを維持した。戦略別にみると、9戦略のパフォーマンスはまちまちとなっており、5戦略がプラス、4戦略がマイナスであった。最もパフォーマンスが良かったのは破綻債券で+1.34%、9ヶ月連続で月次リターンがプラスとなった。また、リラティブバリューは直近1年間のうち3月を除いた全ての月でリターンがプラスで、直近1年間のリターン/リスク比(4.92)は9戦略中で最も高い。

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