ヘッジファンド概況(2018年4月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~3ヶ月連続で運用残高が減少~
当月は、ヘッジファンド全体で15億ドルの運用益が生じ、34億ドルの資金が純流出した。その結果、当月末の運用残高は、前月末から19億ドル減少し、2兆4,786億ドルとなった。なお、運用残高の減少は3ヶ月連続となる(図表1)。
戦略別にみると、運用損益は、株式ロング・ショートが最も大きく、9億ドルの運用益。純流出入では、マクロが最も大きく、18億ドルの純流入であった。一方、マルチ・ストラテジーは運用損益、純流出入のいずれもマイナスで、運用残高は35億ドル減少した(図表2,3)。
投資地域別にみると、いずれの地域も、運用損益はプラス、純流出入はマイナスであった。また、いずれの地域も、純流出が運用益を上回り、運用残高は減少した(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~破綻債券、リラティブバリューが好調~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)
当月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンは+0.55%と、3ヶ月ぶりにプラスとなった。戦略別にみると、9戦略いずれもプラスリターンとなり、なかでも、破綻債券が+1.63%と最も大きかった。破綻債券は、8ヶ月連続で月次リターンがプラスとなるなど、好調を維持している。また、リラティブバリューも、12ヶ月連続で月次リターンがプラスと好調で、直近1年間のリターン/リスク比(5.04)は9戦略中で最も高い。

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