ヘッジファンド概況(2018年3月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~ヘッジファンド全体で運用損益、純流出入ともにマイナス~
当月は、ヘッジファンド全体で13億ドルの運用損が生じ、17億ドルの資金が純流出した。その結果、当月末の運用残高は、前月末から31億ドル減少し、2兆4,779億ドルとなった(図表1)。
全体では、運用損益、純流出入ともにマイナスであったが、戦略別にみると、運用損益は、株式ロング・ショート、リラティブバリュー、破綻債券がプラスであった。また、純流出入は、マルチ・ストラテジー、アービトラージ、リラティブバリューがプラスであった(図表2,3)。
投資地域別にみると、北米の運用損益、日本の純流出入はプラスであったが、運用残高は、すべての地域で減少した(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスは2ヶ月連続のマイナスリターン~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)
当月のユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスのリターンは-0.63%と、2ヶ月連続でマイナスとなった。なお、2ヶ月連続でマイナスとなるのは、2016年1月以来、26ヶ月ぶりとなる。戦略別にみると、当月のリターンは、破綻債券(+1.32%)がプラスリターンとなったものの、その他の8戦略はマイナスリターンとなり、なかでも、イベント・ドリブン(-1.16%)が最も低かった。
直近1年間のリターンは、前月に引き続き、株式ロング・ショート(+8.60%)が9戦略中で最も高かった。また、破綻債券は、7ヶ月連続で月次リターンがプラスとなるなど好調が続いており、直近1年間のリターン(+6.91%)は2番目に高かった(前月は4番目)。
 

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