ヘッジファンド概況(2017年1月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~2016年4月以来、9ヶ月ぶりの資金純流入~
当月は、ヘッジファンド全体で13億ドルの運用益が生じ、12億ドルの資金が純流入した。その結果、当月末の運用残高は、前月末から25億ドル増加し、2兆2,273億ドルとなった(図表1)。なお、運用残高の増加は2016年7月以来で6ヶ月ぶりとなる。また、資金の純流入は2016年4月以来で9ヶ月ぶりとなる。
戦略別にみると、運用益は株式ロング・ショート(23億ドルの運用益)が最も大きく、資金の純流入でも、株式ロング・ショート(16億ドルの純流入)が最も大きかった (図表2,3)。
投資地域別にみると、運用損益は北米が6億ドルの運用益となるなど、日本を除くいずれの地域もプラスであった。資金の純流出入では、前月に引き続き欧州が純流出(4億ドル)となったが、その他の地域は前月までの資金流出の流れから一転し、純流入となった(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~破綻債券のリターンが11ヶ月連続のプラス~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)
当月はマネージドフューチャーズ、マクロのリターンがマイナスとなったが、その他の7戦略は、リターンがプラスとなった。なかでもイベント・ドリブン(+2.14%)が最も大きく、株式ロング・ショート(+1.69%)、破綻債券(+1.61%)と続く。なお、破綻債券は11ヶ月連続のプラスリターンとなる。直近1年間のリターン/リスク比をみると、マネージドフューチャーズを除く8戦略はすべてプラスで、2.00を超える水準となっている。

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