ヘッジファンド概況(2016年12月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~8ヶ月連続で資金純流出となるも5ヶ月ぶりに運用残高が増加~
当月は、ヘッジファンド全体で122億ドルの運用益が生じ、76億ドルの資金が純流出した。その結果、当月末の運用残高は、前月末から46億ドル増加し、2兆2,326億ドルとなった(図表1)。なお、運用残高の増加は2016年7月以来で5ヶ月ぶりとなる。一方、資金の純流出は8ヶ月続いている。
戦略別にみると、運用益は株式ロング・ショート(56億ドルの運用益)が最も大きいが、資金の純流出でも、株式ロング・ショート(57億ドルの純流出)が最も大きかった (図表2,3)。
投資地域別にみると、運用損益は北米が98億ドルの運用益となり、その他の地域もすべてプラスであった。資金の純流出入では、欧州が43億ドルの純流出となるなど、前月に引き続き、全ての地域で純流出となった(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~引き続き破綻債券が堅調~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)
当月はいずれの戦略もリターンがプラスとなった。なかでも破錠債券(+1.97%)が最も大きく、イベント・ドリブン(+1.64%)、マクロ(+1.50%)と続く。破綻債券は10ヶ月連続でリターンがプラスとなり、直近1年間のリターンは+13.72%となった。また、リターン/リスク比でみても、破綻債券が最も高い。一方、運用残高が最も大きい株式ロング・ショートの直近1年間のリターンは3.97%で、9戦略中で7番目となっている。

全文ダウンロード

サービス・事例紹介

この記事に関連する当社のサービスや事例のご紹介をご希望の方は、下記よりお問い合わせください。
担当研究所・研究員からご案内をいたします。

ご意見の投稿

この記事についてご意見をお聞かせください。
今後のサイト運営や、レポートの参考とさせていただきます。

  • 戻る
  • ページ先頭へ戻る