ヘッジファンド概況(2016年11月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~7ヶ月連続の純流出~
当月は、ヘッジファンド全体で10億ドルの運用損が生じ、84億ドルの資金が純流出した。その結果、当月末の運用残高は、前月末から93億ドル減少し、2兆2,344億ドルとなった(図表1)。なお、資金の純流出は7ヶ月連続となった。
戦略別にみると、運用損益はマネージドフューチャーズが15億ドルのマイナスと比較的大きかった。純流出入は、株式ロング・ショート、マルチ・ストラテジー、マクロなどから比較的多額の資金が純流出した(図表2,3)。
投資地域別にみると、運用損益は欧州が10億ドルのマイナスと比較的大きかった。また、欧州は資金の流出も目立ち、71億ドルの純流出となった。純流出入は欧州をはじめ、全ての地域で純流出となり、前月に引き続き、当月も全ての地域で運用残高が減少した(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~破綻債券が堅調~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)
当月はマルチ・ストラテジー、マネージドフューチャーズ、債券アービトラージでリターンがマイナスとなり、それぞれ、-0.35%、-0.24%、-0.13%であった。一方、破錠債券は当月のリターンが+1.60%で、9ヶ月連続でリターンがプラスとなり、直近1年間のリターンは+10.63%となった。また、リターン/リスク比でみても、破綻債券が最も高く、アービトラージ、債券アービトラージと続く。

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