ヘッジファンド概況(2015年11月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向
~運用残高が2カ月連続でプラス~
当月は、ヘッジファンド全体で93億ドルの運用益が生じ、10億ドルの資金が純流出した。その結果、当月末の運用残高は、前月末から82億ドル増加し、2兆2,469億ドルとなった(図表1)。資金は2ヵ月連続で純流出となったが、運用益が資金の流出をカバーし、運用残高は2ヵ月連続でプラスとなり、今年7月の水準まで回復した。次に、ヘッジファンドが採用している戦略や投資地域別に詳しくみてみよう。
戦略別にみると、イベント・ドリブン及び破綻債券の運用損益がわずかにマイナスとなったが、その他すべての戦略でプラスになったことが当月のヘッジファンド全体の運用残高を増加させる要因となった。とりわけマネージドフューチャーズの運用益と資金の純流入が、合わせて51億ドルと他の戦略と比較して大きく、運用残高の増加に寄与している(図表2,3)。
投資地域別にみると、全ての地域において運用益が生じた。とりわけ、北米、欧州の運用益が、それぞれ62億ドル、21億ドルと大きい。資金の流出入状況をみると、アジア(除く日本)を除く全地域でわずかに純流出となり、全体としては10億ドルの資金が純流出した(図表4,5)。

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況
~多くの戦略で運用が好調~
ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)
当月は、イベント・ドリブン及びリラティブバリュー、破綻債券を除く全ての戦略のリターンがプラスとなった。なお、マネージドフューチャーズの年間リターンはプラスに転じた。
 

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