ヘッジファンド概況(2015年4月)

サマリー

1. ヘッジファンドの資金動向

~株式ロング・ショート戦略への純流入額、アジア(除く日本)の運用益が顕著~

当月は、ヘッジファンド全体で4億ドルの運用益が生じ、77億ドルが純流入した。その結果、当月末の運用残高は、前月末から81億ドル増加し、22,107億ドルとなった(図表1)。次に、ヘッジファンドが採用している戦略や投資地域別に詳しくみてみよう。

戦略別にみると、株式ロング・ショートやイベント・ドリブンを中心に資金が純流入し、ヘッジファンド全体の運用残高の増加に貢献した(図表2)。

投資地域別にみると、アジア(除く日本)の運用が好調であり、前月末の運用残高の3.2%に該当する運用益(48億ドル)が得られ、運用残高は前月末から53億ドルが増加した。欧州は、18億ドルの運用損失を出したものの、44億ドルの純流入に支えられ、前月末より26億ドルが増加した。北米は、純流入額が運用損失に相殺され、運用残高は前月末から横ばいで推移した(図表4)。

 

2. ヘッジファンドのパフォーマンス概況

~株式ロング・ショート戦略が好調~

ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックスの直近1 年間の戦略別パフォーマンス概況は以下のとおりである(図表6,7,8)。(インデックスの概要は巻末Appendix を参照)

当月は、株式ロング・ショートのリターンが最も高く2.58%であり、年間リターンは8.76%とマネージドフューチャーズに次いで高くなった。また、9戦略中、マネージドフューチャーズとマクロの2戦略のみが、リターンがマイナスとなった。しかし、マネージドフューチャーズは、年間では11.83%と、9戦略中で最も高いリターンを維持している。

※なお、この戦略別リターンに使用している指数は、単純平均で計算されているので、図表2の運用損益の符号と一致しないことがある。

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