資産運用再考の年~サステナブルなキャッシュフローを生む資産、銘柄への投資~

サマリー

昨年(2011年)は、わが国だけではなく、世界を震撼させた大事件が起きた年だった。すなわち、近年発展を遂げてきたグローバルな金融経済システムがリーマンショックの後遺症から立ち直れない中、未曽有の天災と人災にみまわれた年だったのではないだろうか。
まず、世界に目を向けると、ギリシャの財政危機に端を発した欧州債務危機は、ユーロの信認を含めて予断を許さない状況が続いている。また、中国をはじめ東アジア地域の新興国の経済発展は目覚ましく、この地域の世界の生産、物流、金融における重要性が増している一方で、南シナ海域の領有権や北東アジアの政情など不安要素が増大しつつある。さらに、「アラブの春」と言われるアラブ諸国の民主化運動も勃発し、中東地域の政治経済の不確定要素が広がっている。これらは、何れも東西冷戦終結以降に米国を中心とする西側先進国が築いてきた世界の政治経済のパワーバランスが崩れつつあることが背景にあるといわれている。

サービス・事例紹介

この記事に関連する当社のサービスや事例のご紹介をご希望の方は、下記よりお問い合わせください。
担当研究所・研究員からご案内をいたします。

ご意見の投稿

この記事についてご意見をお聞かせください。
今後のサイト運営や、レポートの参考とさせていただきます。

  • 戻る
  • ページ先頭へ戻る